昨日福岡県よろず支援拠点一周年記念セミナーに参加した。
よろず支援拠点事業は経産省が推進する民間委託の小規模事業者支援機関である。
しかし実態は国の税金を使って特定の事業者によるコンサルティング事業。
その推進役の富士市センター長が講演した。
内容は立派なもので成功事例を上げられ学ぶ所があった。
話が終わり参加者からの質問の中でハプニングがあった。
質問者からはその成功事例はPRなどのよる一過性のものではないかとの指摘があった。
センター長は反論した。事例に上げたところの聞いてみてはと。
それぞれの話に納得するところがあった。
そんな中私は他のことを考えていた。
税金を使い特定の支援機関で事を勧めることに対してであった。
やってることは有意義なことである。
しかし商工会や商工会議所に協力を仰ぎ相談件数を伸ばそうとしている。
それでは指導員の役目はどうなるのだろう。
対局で見れば会員の売上アップが図れていいではないかと思う。
商工会と会議所の統合化もささやかれる中でこれはどうなんだろう。
各地のよろず支援拠点も大変だと思う。件数を国に報告せねばならないから。
一部の専門家だけでやるのは本当に地に足がついた指導になっているか心配だ。